結論から。送別会のプチギフトは、「片手に収まる大きさ」が最優先です。
受け取る場面を考えてください。会場で立ったまま、あるいは席で渡されます。そのあと帰路につくとき、その人はすでに花束や寄せ書き、私物の入った鞄を抱えています。
そこへ両手が要る大きさのものが加わると、単純に困ります。気持ちは伝わっても、持ち帰る負担が上回ってしまいます。
以下、大きさの基準・品目・相場・配り方・動物モチーフの扱い・避ける品まで整理します。
GIFT
結論:片手に収まる
プチギフトが他の贈り物と違うのは、渡す場所と時間が決まっている点です。
自宅に配送されるのではありません。
会場で受け取り、その場から持ち帰ることになります。
基準は「素敵かどうか」ではなく「その手はもう塞がっていないか」。
片手に収まり、鞄に入る大きさに収めてください。
| 基準 | 外さない条件 | 避ける条件 |
|---|---|---|
| 大きさ | 片手に収まる | 両手で抱える |
| 重さ | 軽い | 持ち帰りが負担になる |
| 形 | 鞄に入る平たい形 | 崩れやすい・尖っている |
| 常温 | そのまま持ち帰れる | 要冷蔵・溶ける |
| 包装 | 簡素で開けやすい | 大きな箱・リボンが嵩張る |
| 全員分 | 同じもの | 人によって差をつける |

品目別の向き不向き
| 品目 | 大きさ | 持ち帰りやすさ | 評価 |
|---|---|---|---|
| 個包装の焼き菓子 | 小さい | いちばん楽 | いちばん良い |
| ドリップコーヒー・紅茶 | 平たい | 楽 | 良い |
| ハンカチ | 小さい | 楽 | 良い |
| 入浴剤 | 小さい | 楽 | 良い(香りに注意) |
| マグカップ | 嵩張る | やや重い | 人数が少なければ |
| 花・鉢植え | 大きい | 両手が要る | 避ける |
いちばん外れないのは、個包装の焼き菓子です。
軽く、平たく、常温で保ち、その場で開ける必要もありません。
「消える」ことの利点
- 置き場所を増やさない
- 好みに合わなくても、いずれ無くなるので角が立たない
- 受け取る側が処分に困らない
- 職場を離れる人にとって、荷物が増えないのは実利がある
- 形の残るものは、関係の距離を測る必要が出てくる
送別会は、相手が荷物を減らしたい場面です。
引き出しを片づけ、私物を持ち帰る日でもあります。
郵便での配送では、荷物の種類やサイズごとにサービスが分かれ、日付を指定して届けられるものもあります。当日に渡せず後から送る場合は、日本郵便のサイトで各サービスの取り扱い条件と締切を確認できます。日本郵便より。

相場と人数
| 状況 | 目安の予算 | 候補 |
|---|---|---|
| 全員へ配る(大人数) | 1人300〜500円 | 個包装の菓子・ドリップ |
| 部署内で配る | 1人500〜1,000円 | 菓子+小さな雑貨 |
| 送られる本人へ | 3,000〜5,000円 | 有志でまとめる |
| 特にお世話になった人へ | 1,000〜3,000円 | ハンカチ・革小物 |
| 有志で1点にまとめる | 合算する | 質を上げる |
| 自分が送られる側 | 1人300〜500円 | お礼として配る |
金額の目安は一般に言われている範囲で、決まりではありません。
職場の慣習で変わります。
人数の読み方
- 出席予定より少し多めに用意する
- 当日欠席の人にも、後日渡せる形にしておく
- 他部署から来る人がいるか、事前に確認する
- 足りないより、余るほうが収まりがよい
- 余った分は、渡しそびれた人へ回せる品にする
NYXARIA / アニマル アウトライン ミニハンカチ
手のひらに収まる小判。綿100%で、鞄のどこにでも収まります。
動物の輪郭は角に1cm、抽象化した線だけの仕上げです。
動物モチーフの扱い
送別会は、相手との距離が人によってばらばらな場面です。
| 渡す相手 | モチーフの扱い |
|---|---|
| 全員へ配る | 包装や菓子の意匠に留める |
| 部署内 | 小物に1cm以下で入れる |
| 送られる本人 | 好みが分かれば入れてよい |
| 好みが分からない | 動物を特定しない輪郭にする |
| 相手が動物を飼っている | その動物に寄せると伝わる |
| 迷う場合 | モチーフ無しの消えるものに |
全員へ配る場面では、モチーフを品物に入れないほうが無難です。
好みの押し付けになりやすく、受け取る側が使いにくくなります。
包装で表現する
- 包装紙やシールに動物の輪郭を入れる
- 品物そのものは無地にする
- 開けたあとに残らないので、好みを問わない
- 色は職場で浮かない範囲に収める
- メッセージカードを添えるなら、そこに小さく入れる

配り方と避ける品
| 場面 | 配り方 |
|---|---|
| 会の終盤 | 出口で一人ずつ手渡す |
| 着席の会 | 席を回るか、席に置いておく |
| 立食 | まとめて置き場所を作り、案内する |
| 欠席者 | 翌営業日に机へ置き、一言添える |
| 渡す言葉 | 「ありがとうございました」だけでよい |
| 時間 | 会が始まる前には配らない |
会の始めに配ると、そのあいだずっと荷物になります。
終盤か、出口で渡すほうが親切です。
| 避ける品 | 理由 |
|---|---|
| 要冷蔵・溶ける菓子 | その日のうちに帰れるとは限らない |
| 大きな花束(全員配布で) | 両手が塞がる |
| 香りの強いもの | 好みが分かれ、体調にも関わる |
| サイズのある衣類 | 合わないと使えない |
| 職場の名前入りの品 | 離れる人には使いにくい |
| 写真入りの品 | 使う場面が限られる |
食品を選ぶとき
- 原材料の表示があるものを選ぶ
- 日持ちと保存方法を確認する
- 常温で保つものにする
- アレルギーの有無を全員分は把握できないため、表示で判断できる形にする
- 健康食品やサプリメントは、体質が分からないと選べない
- 効能をうたう表現に頼って選ばない
よくある質問
迷ったら「個包装の焼き菓子・常温・片手に収まる大きさ」。
包装に動物の輪郭を入れれば、品物は無地のままで伝わります。
送別会のプチギフトは何を基準に選びますか?
片手に収まる大きさが最優先です。会場で受け取り、その場から持ち帰ることになるためで、そのとき相手はすでに花束や寄せ書き、私物の入った鞄を抱えています。両手が要る大きさのものが加わると、気持ちは伝わっても持ち帰る負担が上回ります。軽く、鞄に入る平たい形で、常温で保つものを選んでください。
具体的にどんな品が向いていますか?
個包装の焼き菓子が最も外れません。軽く、平たく、常温で保ち、その場で開ける必要もないためです。ドリップコーヒーや紅茶、ハンカチ、入浴剤も向きます。「消える」品には利点があり、置き場所を増やさず、好みに合わなくてもいずれ無くなるので角が立ちません。送別会は相手が荷物を減らしたい場面でもあります。
動物モチーフは入れてもいいですか?
全員へ配る場面では、品物に入れないほうが無難です。好みの押し付けになりやすく、受け取る側が使いにくくなります。包装紙やシールに動物の輪郭を入れ、品物そのものは無地にする方法があります。開けたあとに残らないので好みを問いません。送られる本人へ贈る場合で好みが分かっていれば、品物に入れて構いません。
いつ配るのがいいですか?
会の終盤か、出口で一人ずつ手渡すのが親切です。会の始めに配ると、そのあいだずっと荷物になります。着席の会なら席を回るか席に置いておき、立食ならまとめて置き場所を作って案内してください。欠席した人には翌営業日に机へ置き、一言添えます。渡す言葉は「ありがとうございました」だけで十分です。
まとめ
送別会のプチギフトの基準です。
- 大きさ:片手に収まる。鞄に入る平たい形
- 品目:個包装の焼き菓子が最も外れない
- 常温:要冷蔵と溶けるものは避ける
- モチーフ:全員配布なら包装に。品物は無地に
- 配る時間:終盤か出口で。始めに配らない
プチギフトは、値段でも見栄えでもなく、受け取る場面で決まります。
その日の相手は、すでに両手が塞がっています。
持ち帰る手を空けておく。
それが、この場面でいちばん効く配慮です。

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