モルモットの飼い方 完全ガイド|迎える前から老後まで

モルモットの飼い方 完全ガイド|迎える前から老後まで

結論から。モルモットの飼い方は、牧草中心の食事、毎日のビタミンC、安定した室温、仲間と隠れ家のある住まいの4つが土台です。
そのうえで、うんちと体重を毎日の手がかりにして、小さな変化を早く見つけます。
寿命は5〜7年とされ、迎える前に、最期まで世話をする準備と、診てもらえる動物病院を決めておくことが欠かせません。
この記事は、迎える前から老後までの流れに沿って、必要な物、住まい、食事、慣らし方、健康管理、季節の備えを一つにまとめたガイドです。各章から、詳しい記事へ進めます。

要点
  • 寿命は5〜7年とされ、迎える前に終生の世話と動物病院を決めておく。
  • ビタミンCは体内で作れないため、食事から毎日補う必要がある。
  • 室温の目安は18〜24℃で、26℃を超えると熱中症の危険がある。
GUINEA PIG
目次

モルモットの飼い方の全体像|迎える前から老後までの早見表

モルモットの飼い方は、迎える前の準備、住まい、食事、慣らし方、健康管理、季節の備え、老後のケアの順に考えると、抜けなく整えられます。
初めて飼う人がつまずきやすいのは、迎えてから病院や温度管理を考え始めることです。
次の早見表で全体の流れをつかみ、気になる段階から詳しい記事へ進んでください。

段階やること詳しい記事
迎える前寿命と費用を知り、診られる病院と置き場所を決めるモルモットの病院・値段と飼育費用
お迎え初日〜1週間触りすぎず、環境に慣れるのを待つお迎え初日・なつく方法
住まいケージ・床材・隠れ家・温湿度計をそろえるケージのレイアウト・置き場所
食事牧草を主食に、ペレット・野菜・ビタミンCを足す牧草の選び方・ビタミンC
毎日の世話食べた量・うんち・水・お尻の汚れを見るうんちで分かる健康・ケージ掃除
健康管理週1回の体重、月1回の爪、年1回以上の健康診断体重・爪切り
季節夏の暑さ、冬の床冷え、換毛期、年末年始の預け先夏の暑さ対策・冬の寒さ対策
老後段差を減らし、食事と健診の頻度を見直すシニア期・寿命と環境
モルモットの飼い方の要点|牧草中心の食事、毎日のビタミンC、18〜24℃の室温、仲間と隠れ家、うんちと体重で体調を見る
食事・ビタミンC・室温・住まいの4つを土台に、うんちと体重で毎日の体調を見ます。
POINT

モルモットの飼育は「迎えてから考える」と遅れます。病院、置き場所、室温の3つは、迎える日より前に決めておきます。

モルモットとは|飼う前に知っておく基本データ

モルモットとは、南米原産のテンジクネズミ科の草食動物で、和名をテンジクネズミといいます。
日本獣医師会の公開資料によると、古代インディオによって家畜化されたもので、日本には江戸時代にオランダ人によって持ち込まれました。
野生では群れで暮らす動物で、用心深く、環境が急に変わると怖がって食べたり飲んだりしなくなることがあります。

項目目安飼い方への関わり
成体の体重メス700〜900g、オス900〜1,200g(MSD獣医マニュアル)週1回の体重測定で変化を見る
寿命5〜7年(日本獣医師会資料)、5〜8年(MSD獣医マニュアル)最期まで世話をする計画を立てる
体温38〜39.5℃(MSD獣医マニュアル)暑さに弱く、室温の管理が欠かせない
歯20本で、一生伸び続ける牧草をよく噛ませて歯をすり減らす
性成熟メス2か月、オス3か月(MSD獣医マニュアル)オスとメスの同居は早めに考える
消化管の通過時間平均約20時間(MSD獣医マニュアル)食べない・うんちが出ないは急ぐサイン

寿命は資料によって幅がありますが、いずれも5年以上を示しています。
迎えた日から5年以上、毎日の食事と掃除、温度管理が続くことを前提に家族で話し合います。
毛の長さによる種類ごとの手入れの違いはモルモットの種類|毛の長さで手入れの手間が決まる、寿命を左右する環境はモルモットの寿命|長さを分けるのは4つの環境で整理しています。

モルモットの性格と暮らしのリズム

日本獣医師会の資料は、モルモットを用心深い動物とし、飼育環境を急に変えると物を怖がって、食べたり飲んだりしなくなることがあると記しています。
同じ資料は、隅に集まる習性があり神経質で、落ち着かない場所では四隅に積み重なるように集まるとも記しています。
新しい物や変化に慣れるまでには時間がかかる動物だと考えておくと、迎えたあとの接し方を決めやすくなります。
ケージの模様替えや食事の切り替えは一度にまとめて行わず、一つずつ様子を見ながら進めます。

迎える前に決める3つのこと

  • 診てもらえる動物病院:モルモットを診療できる病院は限られます。家から通える範囲で、迎える前に探しておきます。
  • ケージの置き場所:直射日光やすきま風が当たらず、静かで、温度が安定する場所を決めます。
  • 費用と時間:牧草代や冷暖房費は毎月かかります。目安はモルモットの値段と飼育費用|本体より毎月の牧草代を見るを参考にしてください。

モルモットの飼育に必要なもの一覧

モルモットを迎える日までに、住まい・食事・健康管理の3つの用途の道具をそろえておきます。
迎えてから買い足すと、慣れない環境に置かれたモルモットに追加のストレスがかかります。

道具役割選び方の要点詳しい記事
ケージ暮らしの中心横に広く、後ろ足で立ち上がれる高さ。床が金網なら一部に床材を敷くケージのレイアウト
床材足を守り、尿を吸うほこりが少なく、足の裏に負担がない物床材の選び方
隠れ家安心して休む場所体がすっぽり隠れる大きさ。数は頭数より1つ多く多頭飼いと相性
牧草入れ主食を清潔に保つ量より汚れにくい形牧草入れ
給水ボトルと皿水分をとるボトルと皿を両方置き、水は頻繁に替える水入れ
食器ペレットや野菜を入れる上に乗っても倒れない重い陶器か、固定できる物ペレットの選び方
トイレ掃除を楽にする寝床から離れた位置に置くトイレ
温湿度計・キッチンスケール・爪切り・キャリー健康管理と移動温湿度計はモルモットの高さに置く体重・爪切り

日本獣医師会の資料は、モルモットには餌の上に乗って食べる性質があるため、餌箱ははめ込み式か壁掛け式、または陶製の重い物を使うよう勧めています。
給水器は、ケージに取り付けるボトルタイプが適しているとしつつ、ボトルの口に餌を吹き込んで水を汚すことが多いため、頻繁に交換するよう記しています。
英国のRSPCAは、隠れられる場所を頭数より1つ多く用意するよう勧めています。

ケージの床は足の裏から考える

日本獣医師会の資料は、金網の床は掃除の回数を減らせる一方で、四肢をひっかけて外傷や骨折、足の裏の皮膚炎が起こることがあると記しています。
金網の床のケージを使う場合は、一部に床材を敷いて、足が直接金網に触れない場所を作るよう勧めています。
床材だけで過ごす場合も、湿ったままにすると足の裏の皮膚を傷めるため、汚れた部分を毎日取り替えます。

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住環境の整え方|温度・湿度・置き場所

モルモットの住まいは、温度18〜24℃、湿度40〜70%を目安に、直射日光・すきま風・騒音を避けた静かな場所に置きます。
日本獣医師会の資料は、米国国立衛生研究所(NIH)が実験動物の飼育に推奨する値として、この温度と湿度を紹介しています。
RSPCAは、26℃を超えると熱中症を起こしうること、15℃を下回ると体が冷えることを注意しています。

  • 温度計の位置:人の目線ではなく、モルモットが過ごす床の高さで測ります。
  • 直射日光と暖房器具:窓辺やヒーターの近くは、短時間で温度が上がるため避けます。
  • すきま風:ドアの近くや床に近い冷気の通り道は、冬の冷えの原因になります。
  • 音:日本獣医師会の資料は、モルモットは聴覚が発達しているため、静かであまりうるさくない場所に置くよう記しています。
  • 高さ:RSPCAは、後ろ足で立ち上がれる高さと、若いモルモットが跳ねて遊べる30cmほどの高さを勧めています。

季節ごとの温度の守り方はモルモットの夏の暑さ対策|冷房・測る高さ・湿度とモルモットの冬の寒さ対策|床から冷えるで詳しく整理しています。
置き場所はモルモットのケージ置き場所|通る回数で決める、掃除と匂いはケージ掃除|日数ではなく湿りで決めるとモルモットの匂い|発生源は本体ではなく床が参考になります。

ケージの外で遊ばせるとき

日本獣医師会の資料は、ケージから出して遊ばせるときに、観葉植物や重金属による中毒、熱湯によるやけど、落下事故、犬や猫による咬傷に注意するよう記しています。
部屋で遊ばせる前に、床の電気コードや隙間を片付けておきます。
準備の手順はモルモットの部屋んぽ|先に床のコードを片付ける、脱走の防ぎ方はモルモットの脱走|登るのではなく押して出るで整理しています。

食事の基本|牧草・ペレット・野菜・ビタミンC

モルモットの食事は、いつでも食べられる牧草を主食にし、ペレット・野菜で栄養を補い、ビタミンCを毎日欠かさないことが基本です。
日本獣医師会の資料は、乾草を中心に野菜や野草を常時置いておき、ペレットは1日2回与え、ほかの物はコミュニケーションの手段として使うよう記しています。
MSD獣医マニュアルは、牧草が少なすぎたりペレットが多すぎたりすると、下痢やガス、膨満、食欲の低下を起こしうると注意しています。

食べ物位置づけ量の考え方詳しい記事
牧草主食。歯をすり減らし、腸を動かすいつでも食べられる量を切らさない牧草の選び方
ペレット栄養を補う1日2回。与えすぎないペレットの選び方
野菜ビタミンCと水分の補給牧草を食べる量を減らさない範囲与えていい野菜
果物おやつ少量を、頻度を決めて果物の量と頻度
水欠かせないいつでも飲めるようにし、毎日替える水入れ
与えてはいけない物中毒や消化不良の原因家族全員で共有する与えてはいけない食べ物

ビタミンCは毎日、食事から補う

モルモットは、ビタミンCを体内で合成するための酵素を持っていないため、食事から補う必要があります。
日本獣医師会の資料は、1日の必要量を体重1kgあたり約5〜20mg、妊娠中や授乳中のメスでは20〜30mg以上としています。
必要量は資料によって幅があり、病気やストレスのときは要求量が増えるとされています。

同じ資料は、市販のモルモット用ペレットにはビタミンCが添加されているものの、保存が悪いと劣化すると注意しています。
飲み水に溶かして与える場合は、金属がビタミンCを劣化させるため、プラスチック製かガラス製の容器を使い、水は毎日替えるよう記しています。
与え方の詳細はモルモットのビタミンC|体内で作れないから毎日足すで解説しています。

食事を切り替えるときは少しずつ混ぜる

ペレットの銘柄や牧草の種類を替えるときは、今までの物に新しい物を少しずつ混ぜ、数日から1週間ほどかけて割合を入れ替えます。
日本獣医師会の資料は、急激な食餌の変更が下痢の原因になることが多いと記しています。
切り替えの間は、うんちの形と量、食べ残しの量を毎日見て、変化があれば元の食事に戻して獣医師に相談します。
ペレットは銘柄によって好き嫌いがあるため、買い置きを多くしすぎないことも、切り替えを減らす工夫になります。

慣らし方と仲間づくり|臆病な動物との距離の縮め方

モルモットは臆病な動物なので、迎えてすぐは触りすぎず、声と気配に慣れてから少しずつ手に慣らします。
日本獣医師会の資料は、人に慣れていないと鳴き叫び、つかんだときのストレスでショックを起こすことがあると記しています。
距離の縮め方は、初日、1週間、1か月と段階を分けて考えます。

モルモットは仲間と暮らす動物

RSPCAは、獣医師などから別の助言がない限り、モルモットは少なくとも1匹の仲の良いモルモットと一緒に飼うよう勧めています。
良い組み合わせとして、去勢したオスと1匹以上のメス、メス同士、一緒に育った兄弟を挙げています。
一方で、ウサギとの同居は、食事の違いやけがの危険などから勧めていません。
1匹で飼う場合は、毎日の関わりの時間を確保します。組み合わせと撤退の判断はモルモットの多頭飼いと相性|性別・資源・撤退の判断で詳しく整理しています。

健康管理|毎日・毎週・毎月・毎年の確認

モルモットの健康管理は、毎日の食事とうんち、週1回の体重、月1回の爪、年1回以上の健康診断を軸にします。
RSPCAは、モルモットは痛みを外に出さないため、毎日食べているか、乾いたうんちをたくさん出しているかを確かめ、量が減ったり止まったりしたらすぐ獣医師に相談するよう勧めています。
同団体は、少なくとも年1回は動物病院で健康診断を受けるよう勧めています。

頻度確かめること変化に気づいたら詳しい記事
毎日牧草の減り、うんちの量と形、水の減り、お尻の汚れ食べない・うんちが減るはすぐ相談うんち・食べないとき
週1回体重を同じ時刻・同じ器具で量る減り続けるときは受診する体重
月1回前後爪の長さ、歯の様子、毛並み伸びすぎや食べにくそうな様子は相談爪切り・爪の伸びすぎ
年1回以上動物病院での健康診断シニア期は回数を増やすモルモットの病院
必要なときお尻まわりの汚れ、換毛期のブラッシング汚れが続くときは相談お風呂・換毛期

毎日の確認は、次の5つの手順にすると、忙しい日でも数分で終わります。

  1. 牧草の減りを見る:前日に入れた牧草がどれだけ残っているかを確かめます。
  2. うんちの量と形を見る:決まった場所で、いつもと比べて量・大きさ・硬さを見ます。
  3. 水の減りを見る:ボトルと皿の水位を確かめ、水を替えます。
  4. 体と顔を見る:口元のよだれ、目やに、お尻の汚れ、動き方を見ます。
  5. 室温を記録する:床の高さの温湿度計を見て、18〜24℃前後かを確かめます。
モルモットの毎日の健康チェック5つの手順|牧草の減り、うんちの量と形、水、体と顔、室温を確かめる
牧草・うんち・水・体・室温の順に見ると、毎日の確認が数分で終わります。

動物病院へ急ぐサイン

次のような様子があるときは、様子を見ずに動物病院へ連絡します。
モルモットは不調を隠しやすく、気づいた時点で進んでいることがあるためです。

  • 食べない・よだれ:MSD獣医マニュアルは、よだれが出ている、または食べなくなった場合はすぐ獣医師に診せるよう勧めています。
  • うんちが減る・止まる:RSPCAは、うんちの量が減ったり止まったりした場合はすぐ獣医師に相談するよう呼びかけています。
  • 呼吸が苦しそう:MSD獣医マニュアルは、呼吸困難がある場合はただちに受診するよう勧めています。
  • うずくまって動かない:日本獣医師会の資料は、腸の重い病気でうずくまった姿勢や歯ぎしりがみられることを記しています。
  • 下痢:薬の使用中に下痢が起きた場合は、すぐ獣医師に連絡します。

MSD獣医マニュアルは、ほかの動物に安全な抗生物質でもモルモットには害になるものがあるとして、獣医師の指導なしに薬を与えないよう注意しています。
人や犬猫用の薬を自己判断で与えることは避けてください。

出典 温度・湿度の目安、食事の与え方、ビタミンCの必要量、ケージ外での注意は日本獣医師会 公開資料「モルモット」、体重・寿命・体温などの基本データはMSD Veterinary Manual「Physiological Data for Guinea Pigs」、熱中症と冷えの温度、隠れ家の数、仲間との同居、健康確認はRSPCA「Creating a Good Home for Guinea Pigs」などに基づきます。

季節のカレンダー|1年の暮らし方

モルモットの1年は、春と秋の換毛期、梅雨の湿気、夏の暑さ、冬の床冷え、年末年始の留守の5つの山を越える暮らしです。
季節ごとに先回りして準備すると、急な体調の崩れを防ぎやすくなります。

時期気をつけること準備すること詳しい記事
春(3〜5月)換毛期で毛が抜けるブラッシングと掃除の回数を増やす換毛期
梅雨(6月ごろ)湿度が上がり、床材が湿りやすい除湿と床材の交換を早めるケージ掃除
夏(7〜9月)26℃を超えると熱中症の危険冷房を切らさず、停電時の備えも考える夏の暑さ対策
秋(9〜11月)2度目の換毛期と、朝晩の冷え込み暖房の準備と、床の冷え対策を始める冬の寒さ対策
冬(12〜2月)15℃を下回ると体が冷える床からの冷えを断ち、温度差を減らす冬の寒さ対策
年末年始・連休動物病院の休診、帰省中の世話預け先と留守番の上限を早めに決める年末年始の帰省・留守番

日本獣医師会の資料は、換毛は主に春と秋にみられ、長毛種では毛を飲み込んで毛球症から腸閉塞を起こすことがあると記しています。
換毛期は、うんちが毛でつながっていないかも合わせて確かめます。

老後のケアと、最期まで世話をする準備

モルモットの老後は、体重や食べ方、歩き方の小さな変化に合わせて、段差を減らし、食事と健康診断の頻度を見直すことが中心になります。
寿命が5年を超える動物なので、若いうちから老後の暮らし方を想定しておくと、慌てずに環境を切り替えられます。
シニア期に現れやすい変化と暮らしの調整はモルモットのシニア期|4歳からの変化と暮らしで詳しく整理しています。

  • 体重の記録を続ける:若いころからの記録があると、ゆるやかな減少にも気づけます。
  • 段差を低くする:ステップやロフトは、足腰の衰えに合わせて外していきます。
  • 食べやすさを見直す:歯の状態によっては食べにくくなるため、食べ方の変化を獣医師に伝えます。
  • 健康診断の回数を増やす:年1回から、体調に合わせて間隔を短くします。
  • 預け先を決めておく:飼い主が入院したときなどに世話を頼める人を、家族で決めておきます。

モルモットの飼い主への贈り物を考えている人はモルモットの飼い主へのギフト 予算3000円|外さない選び方、チンチラとの飼い方の違いを知りたい人はチンチラの飼い方 完全ガイド|迎える前から老後までも参考になります。

モルモットを迎える前のチェックリスト|診られる病院、置き場所と室温、牧草とビタミンC、隠れ家、仲間、費用、最期までの計画
迎える前に7項目がそろっていれば、モルモットとの暮らしを落ち着いて始められます。

よくある質問

モルモットを初めて飼う人が最初に気をつけることは何ですか?

迎える前に、モルモットを診てもらえる動物病院と、温度が安定する置き場所を決めておくことです。食事は牧草を主食にし、ビタミンCを毎日補います。迎えてすぐは触りすぎず、食べているかとうんちが出ているかを確かめます。

モルモットは1匹で飼ってもいいですか?

英国のRSPCAは、獣医師などから別の助言がない限り、少なくとも1匹の仲の良いモルモットと一緒に飼うよう勧めています。1匹で飼う場合は、毎日飼い主が関わる時間を確保します。組み合わせは、去勢したオスとメス、メス同士、一緒に育った兄弟などが挙げられています。

モルモットに適した室温は何度ですか?

日本獣医師会の資料は、温度18〜24℃、湿度40〜70%を目安として紹介しています。RSPCAは、26℃を超えると熱中症を起こしうること、15℃を下回ると体が冷えることを注意しています。温度はモルモットが過ごす床の高さで測ります。

モルモットの寿命はどれくらいですか?

日本獣医師会の資料では5〜7年、MSD獣医マニュアルでは5〜8年とされています。資料によって幅はありますが、いずれも5年以上です。迎える前に、最期まで世話を続けられるかを家族で話し合っておきます。

モルモットにビタミンCが必要なのはなぜですか?

モルモットはビタミンCを体内で合成する酵素を持っていないため、食事から補う必要があります。日本獣医師会の資料は、1日の必要量を体重1kgあたり約5〜20mgとしていますが、資料によって幅があります。ペレットのビタミンCは保存が悪いと劣化するため、野菜などと合わせて毎日補います。

モルモットとウサギを一緒に飼えますか?

英国のRSPCAは、モルモットとウサギの同居を勧めていません。食事に必要な栄養が違うこと、ウサギがモルモットをいじめたりけがをさせたりする危険があること、意思の伝え方が違うことを理由に挙げています。モルモットはモルモット同士で飼うのが基本です。

まとめ

モルモットの飼い方は、牧草中心の食事と毎日のビタミンC、18〜24℃前後の安定した室温、仲間と隠れ家のある住まいを土台に、うんちと体重で体調を見続けることです。
迎える前から老後まで、次の基準を押さえます。

  • 迎える前:診られる動物病院、置き場所、費用、最期までの計画を決めます。
  • 住まい:温度18〜24℃・湿度40〜70%を目安に、直射日光・すきま風・騒音を避けます。
  • 食事:牧草を切らさず、ペレットは1日2回、ビタミンCを毎日補います。
  • 慣らし方:触りすぎず、声と気配から慣らし、仲間との暮らしも考えます。
  • 健康管理:毎日の食事とうんち、週1回の体重、年1回以上の健康診断を続けます。
  • 季節と老後:換毛期・夏・冬・年末年始に先回りし、シニア期は段差と健診を見直します。

参照した一次・公式資料

本記事は一般的な飼育情報で、診断の代わりにはなりません。体重・寿命・必要量などの数値は資料によって幅があり、個体差もあります。体調に気になる変化があるときは、小動物・エキゾチックアニマルを診療できる動物病院に相談してください。情報は2026年10月時点のものです。

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